Music / 音楽
16歳で作曲を始めてから、
いや、13歳でベースを始めてから、
いや、もっとはるか昔から、
私は音楽家だったのかもしれません。

2025/03/01 - 3rd Album (Acoustic)
" Impatience "
2021年にセカンドアルバムを出して以降、Seiya Aoki氏との制作のみならずAbrasing Soul も頓挫し、自身のバンドSMUDGEのアルバムを先に仕上げることとなったEnjiは、自身のソロアルバムが出せていないことに大きな焦りがあった。「人生丸ごと作品に」がモットーのEnjiとって、“自身の音楽の大衆化”や“ベンジャミンとの出会い”、また“ライブへの出演増加”などの大きな転機が複数回があったこの3年間に、自分の人生における道標のアップデートができていないのは由々しき事態であった。アコースティックアルバムは元々メタルヘッズのEnjiにとって忌避感が少しはあったが、それでも、何かしらのリリースを急ぐ必要があったのだった。
加えて、この制作を決意した裏には、東京ツアーに際して、BROCANTEの濱野夫妻から「Enjiはアコギでライブに出た方が良い」とアドバイスを頂いたことにも一因がある。以降、8月から貰い物の12弦ギターを弾く時間が増え、またそれをもEnjiの個性としたことで自信に繋がり、満を持して、アコースティックアルバムをリリースすることとなったのだった。
ちなみに、この作品はほぼ全曲、一度レコーディングをしなおしている。9月の東京ツアー以前のバージョンではピアノの独奏のようにリズムを揺らしていたが、それは聴きやすくないと判断。しかしBrotherだけは作曲当時のフィーリングを尊重し、リレコーディングはしなかった。
Song List
-
Stroll Down the Rainy Forest Trail, And Awake at the Seashore Nearby
-
Austin's
-
End of a Day
-
Althé's Theme (Acoustic)
-
Brother
-
Pain Goes Away
-
Austin's (Live 2025)
-
Brother (Live 2025)
-
Shelter (Live 2021)
All Songs Written, Composed, Arranged, Recorded, Mixed & Mastered by Avery Enji
Artwork: Avery Enji
Photography: Emp
© 2025 Journey Records

2024/12/01 - Acoustic Single
" Pain Goes Away "
Enjiの3rdアルバム『Impatience』のリリースに先立って収録曲の中から一曲シングルカットをしようと思い立った際、一番クオリティが高く、また一番キャッチーで、さらに同年9月の東京ツアーでFuku氏に撮影・編集された写真がコンセプトにマッチしたことなどから、この楽曲に白羽の矢が立てられた。タイトルは元々『4AM』であったが、後に『Pain Pain Go Away』となり、さらにジャケットを作成する段階で『Pain Goes Away』に決定された。
Enjiは2024年夏の作曲当時、2019年から引きずっていた小説『Althé』をようやく書き上げたところだった。この小説はある種、終止符のような役割があったはずだったが、それを書き上げてなおフラッシュバックは止まず、歌詞を書こうとすればまた『Althé』の続きになってしまうことに嫌気がさしていた。しかし眠れぬまま朝の四時になってギターを弾き始め、またシンプルなコードにこの詩が乗せられた時、半ば諦めるようにしてこれを完全させようと決めた。この影響で随所に『Althé』内でも使用されたフレーズが点在する。
作曲時は16歳から温めていた素材をリフに使用した。また作曲は4段階に分けて行われ、Cメロ後のシャウトは最後に追加された。
Song List
-
Pain Goes Away
All Songs Written, Composed, Arranged, Recorded, Mixed & Mastered by Avery Enji
Photography & PreEdit: Fuku
Edit: Avery Enji
© 2025 Journey Records

Not Released yet! - Album
" Abrasing Soul "
2021年の秋ごろより制作を開始したアルバム。まさにEnjiの大きな転換期で、この作品の作曲時には「音楽の勉強をして楽曲のクオリティを上げる」ことと「自分らしさを保つ」ことがどうも相反するように思われ、一時期は音楽をやめることも視野に入った。そんな当時の心境から、アルバムタイトルは「魂を削る」に定められた。ポール・サイモンを想って書いた「So Must I」にも、この一節は登場させている。
全ての作曲、そしてほとんどのレコーディングは2022年内までに済んでいるが、さまざまな障壁によって未だリリースには至っていない。よってこれ以上の情報、また制作の背景などはリリースが済んでから公開する予定である。
今作は前述の通り、Stick to Winterの双子であるが、前作の作業中に技術が向上した分、そのクオリティには大きな差が出た。
コンセプトは「パラレルワールドの自分」。各楽曲では、現実とは少し違った道を歩んだEnjiが想像で描かれており、対して10曲目だけは現実のEnji自身がモデルとなった。当時のEnjiには、こうにだけはなりたくないというオトナが大勢いて、アーティストを目指す20歳のEnjiがそれをモチーフに歌詞を書くことは非常に自然なことだった。この作品は、前作やそれ以前の詩集にみられたような、”愛”に対する大いなる不安にはある程度決着をつけ、より根元的な”将来への不安”に正面切って立ち向かう契機ともなった。
これほどまでにアルバムを通してコンセプトを一貫できたのは、歌詞の清書を、2月に東京の祖父母宅で1ヶ月余りを過ごす中で一気に行なったせいに他ならない。それから3月に実家へ戻り、レコーディングを片付けた。この月はほとんどまるまる家に引きこもり、楽曲制作以外のことは何もしなかった。
ちょうどこの頃、10曲目で作曲とギターの一部を担当しているSeiya Aokiともインターネットで知り合った。のちにPatinaを結成するも翌年初めに解散。完成を間近に控えた楽曲たちはお蔵入りとなり、今後も日の目を見ることはないだろう。

2021/05/01 - 2nd Album
" Quasi-Autobiography "
Song List
-
Temporary Fragile
-
Dying Anger
-
Town of Addiction
-
"I"
-
Time to Look Back
-
A Man Got Everything
-
Leave your Legacy
-
See you in the Dream
-
Ink Sings
-
Quasi-Autobiography
-
On the Table
All Songs Written, Composed, Arranged, Recorded, Mixed & Mastered by Avery Enji
Feat: Seiya Aoki (Compose Advisor, Distorted Guitar on 10th track)
Artwork: Santos
Photography: Avery Enji
Special Thanks: Enji Familly
© 2025 Journey Records
2020年を振り返ってみれば、Enjiは前年の大学生活というものにひどく焦がれ、またその衝撃から抜け出せないでいた。アルバム構想は8月の下旬、友人の我路氏と話す中で夢を定めた時から存在した。まずは自身のやりたい音楽と、自身のポテンシャルを示す必要があると考えた私は、当時デモ状態だった楽曲をまとめて、作品として完成させてしまおうとした。
しかし、すでに何十年も生き遺ってきた珠玉の名曲ばかり聴いて育ったEnjiはある種、自分も何十年後かの人間に後ろ指を差されるのではないかというプレッシャーに溺れ、不必要なまでにパンチインを重ね、無料のソフトで歪になるまでリズム・ピッチ修正を入れ、それでもなお気に入らず、なかなか完成を迎えられないまま冬を迎えた。
Enjiは(すくなくとも当時は)、冬の精神状態が一番自分らしいと感じていたので、どうしても冬の作品とすることに大きな意味があった。そして12月は、最も冬が冬らしくあれる月だと思われたので、『Stick to Winter(冬に固執)』したEnjiは当時予定していた楽曲群を半分に分け、まずその時点で完成しているものを収めたこのアルバムをファーストとしたのだった。
配信開始は1月になってしまったが、フィジカルCDの完成と最初のセールス(両親と友人)は12月の25日であった。

2020/12/25 - 1st Album
" Stick to Winter "
Song List
-
Wait there at 6
-
Still Young
-
No One
-
Take It
-
Dance Once
-
Dance In The Fire
-
I still can Hear that Bell's ringin'
-
Whats Next
-
Dance Once (ver.mom)
All Songs Written, Composed, Arranged, Recorded, Mixed & Mastered by Avery Enji
Feat: Koki (guitar solos on 2nd & 7th track)
Artwork: Emp
English Advisor: Emp
© 2025 Journey Records
2020年3月、Enji はスペインにいた。フライトはCovid-19が騒がれる前に取ったものの、直前になって症例が3万へと膨れ上がってしまった。結局、友人の待つサラマンカへと到着し、2人でパエージャを食べた翌々日から都市のロックダウンが開始され、おちおち街も歩けなくなり、5日間の滞在のうちほとんどを独りホテルで、スーパーの惣菜とお菓子を食べながらSNSをみたり、ゲームをしたりして過ごした(当時はまだ芸術家ではなかった)。また、昼間に出かけてはアテもなく歩いたり、郊外の丘へ登ったり、寂しい街の写真を撮ったり、食材を買ったりした。
帰国後、初めはチャリティソングにするつもりでこの楽曲を制作した。しかし当時まだ未成年だった私には障壁が多く、あえなく断念。それでも初めての本格的な楽曲制作だったので、Youtubeには同年5月にリリックビデオを公開した。自粛中の1ヶ月半をまるまるこの作品とFPSゲームに費やし、果ては当時の友人グループとも衝突したせいで卒業後3ヶ月にして高校の友人を全て失った。
エレキギターのソロのみ、Twitterで知り合ったKoki氏に依頼。その他は作曲からミックスまでをすべて当時19歳のEnjiが1人で行った。知人に借りた30万のアコギをLINEで撮った(今考えれば実に勿体ない!)アウトロのギターソロは、図らずもEnjiの最も初期のプレイとなった。

2020/11/11 - Acoustic Single
" I still can Hear that Bell's ringin' "
- I still can Hear that Bell's ringin'
All Songs Written, Composed, Arranged, Recorded, Mixed & Mastered by Avery Enji
Feat: Koki (Guitar solo)
Artwork: Santos
Logo: Otobe
Photography: Avery Enji
English Advisor: Emp
℗ 2020 Enji